炭酸検第 217 号
平成19年11月9日
本 社 / JAS認定工場 御中
財団法人日本炭酸飲料検査協会
(公印省略)
りんごストレートピュアジュースの日本農林規格の制定について
拝啓
晩秋の候、貴社ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
早速ではございますが、平成19年10月30日に「りんごストレートピュアジュース」が新しく制定されましたので、お知らせいたします。
この規格の概要は以下のとおりです。
標準的なりんごジュースと比較して品質に
@ 原材料はりんご果実の搾汁のみとし、酸化防止剤を使用していないこと。
A 糖度の目安である糖用屈折計示度が12゜Bx以上であること。
B 酸度が0.25%以上であること。
等の特色があることを基準とする規格を制定するものです。
それに伴いまして、格付の表示の様式及び表示の主な改正としまして、別表3に「りんごストレートピュアジュース」を追加となっております。
なお、「りんごストレートピュアジュース」につきまして、下記の内容が農林水産省 表示・規格課加工食品班より示されておりますので、参考までに併せてお知らせいたします。
敬具
(質問1)
第2条(定義)において、「酸化防止剤を使用していないものをいう。」と規定されていることに関し、酸化防止目的でL−アスコルビン酸又はL‐アスコルビン酸ナトリウムを加工助剤として使用する場合がありますが、これらの物質の使用についても認められないものと理解してよろしいか。
(回答)
L−アスコルビン酸又はL‐アスコルビン酸ナトリウムは、りんごジュースの製造において一般的に酸化防止剤として使用されます。このため、これらの添加物を加工助剤として酸化防止の目的で使用することは、りんごストレートピュアジュースのJAS規格では認められません。
(質問2)
第3条(規格)の区分「品位」の基準の2において、「色沢が良好であること。」とされていますが、この「色沢」とは主として褐変のことをいい、「良好」の基準としては酸化防止剤を使用したストレート果汁における褐変度を基準とし、ストレートピュアジュースにおいては、これを超えて褐変したものであってはならないものと理解してよろしいか。
(回答)
りんごストレートピュアジュースのJAS規格では、酸化防止剤を使用しないで製造したものであり、かつ、製品の色沢が良好であること等を規定しています。このうち、「色沢が良好であること」とは、酸化防止剤を使用して製造した一般的なストレート果汁における褐変度を基準とし、これを超えて褐変したものであってはならないものと考えます。
「りんごストレートピュアジュースの日本農林規格」
1.「りんごストレートピュアジュースの日本農林規格」(平成19年10月30日制定) [PDF]
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