■ 炭酸飲料JAS格付実績より見た容器別及びフレーバー別の状況(平成19年1月〜12月)


  • 平成19年12月分
    • 容量で 134,885kl 前年比 20.5%増
    • 実函で 13,385千c/s  前年比 18.7%増
  • 平成19年1〜12月
    • 容量で 1,616,506kl 前年比 7.8%増
    • 実函で 168,240千c/s  前年比 7.7%増
1.容器別の状況

(1)容器は大別してリターナブル瓶(5種類)、ワンウェイ瓶(8種類)、PETボトル(5種類)普通缶(8種類)、ボトル缶(3種類)に区分される。
(2)リターナブル瓶は、190ml〜350mlまで区分され2.7%(前年2.8%)のシェアである。
  ワンウェイ瓶は栄養ドリンク炭酸飲料ではガラス瓶120〜250mlの5種類、一般の炭酸飲料は200〜350mlの4種題に区別され、シェアは3.0%(前年2.6%)である。
  PETボトルは300ml〜1.5lの5種類に区分され62.8%(前年62.2%)のシェアで、そのうち1.5lは、PETボトルの中では46.1%の467,677kl「(311,118万本)38,890千c/s(8本入換算)」を占め前年比1.0%のプラスとなった。
  また、PETボトルの50.2%を占めるようになった500mlは509,968kl(101,994万本42,497千c/s24本入り換算)で前年比11.1%のプラスとなっている。
 缶(ボトル缶を含む)は160〜500mlの11種類に区分され31.5%(前年32.4%)のシェアである。普通缶は、160・190・200・250・280・350・490・500mlの8種類で391,143klで前年比25.0%のプラスとなった。缶全体の13.2%は普通缶250mlで67,191kl(26,876万缶8,959千c/s)で前年比17.3%のプラス、また、普通缶350mlは25.9%の131,896kl(37,685万缶15,702千c/s)で前年比50.3%のプラスとなっている。普通缶500mlは前年比13.2%プラスの96,504kl(19,301万缶8,042千c/s)となっている。
 ボトル缶は300・400・500mlの3種類で118,286kl「(37,775万本)15,740千c/s(24本入り換算)」を占め前年比31.4%のマイナス、また、缶飲料の23.2%のシェアとなっている。
(3)リターナブル瓶は43,404kl(9,188千c/s実函)で、年々減少傾向にある。リターナブル瓶のうち190mlが60.4%の26,211kl(5,748千c/s)を占め、207mlは26.2%の11,363kl(2,287千c/s)、200mlは12.0%の5,215kl(1,086千c/s)となっている。
(4)PETボトルは全体の62.8%のシェアで1,015,522kl(84,914千c/s実函)を占めている。
 その46.1%は1.5lで467,677klを占めている。この内訳は、コーラ飲料48.2%、透明飲料25.7%、グレープ12.1%、オレンジ6.4%、クリームソーダ2.4%、ジンジャーエール2.7%、メロン0.4%、ストロベリー0.2%、フルーツ混合0.4%、ガラナ0.3%、マンゴー0.5%、その他0.6%のシェアとなっている。
  また、500mlも数量的にはPETボトルの2分の1を超える509,968klと伸びてきた。この内訳は、コーラ飲料52.0%、透明飲料22.7%、ジンジャーエール2.9%、オレンジ4.0%、グレープ9.9%、タンサン水1.4%、クリームソーダ2.2%、フルーツ混合0.8%、メロン0.9%、ガラナ0.6%、ストロベリー0.1%、マンゴー0.6%、その他1.9%となっている。
(5)缶(ボトル缶を含む)は全体の31.5%のシェアで509,429kl(実函64,658千c/s)を占め前年比11.1%のプラスとなった。内訳でみると普通缶250mlは前年比17.3%のプラスに、また、普通缶350mlは50.3%のプラスとなっている。缶飲料の内訳はコーラ飲料47.4%、透明飲料20.2%、グレープ11.4%、オレンジ3.5%、クリームソーダ4.9%、ガラナ飲料0.6%、ジンジャーエール0.5%、栄養ドリンク5.5%、グレープフルーツ0.8%、メロン2.2%、果汁5%未満0.5%、タンサン水0.8%、その他1.7%のシェアとなっている。
(6)ワンウェイ瓶は、全体の3.0%のシェアで48,151kl(実函9,480千c/s)を占め前年比21.7%のプラスとなった。栄養ドリンク(120〜250ml瓶)が90.1%の43,384klを占めている。その他は4,767klでタンサン水、透明飲料、ラムネ、ガラナである。


T.炭酸飲料容器別実績(平成19年1月〜12月)
容器別 19年12月 前年対比 19年1月〜12月 前年対比 シェア
リターナブルビン 190ml 2,402kl101.7%26,211kl107.2%1.6%
200ml 407kl92.1%5,215kl92.3%0.3%
207ml 1,066kl102.1%11,363kl99.8%0.7%
340ml 35kl87.5%412kl83.9%0.0%
350ml 0kl-%105kl-%0.0%
その他 32kl80.0%98kl24.4%0.0%
小計 3,942kl100.4%43,404kl102.4%2.7%
ワンウエイビン 120/160ml 505kl169.5%6,549kl149.7%0.4%
300ml 72kl144.0%3,275kl380.8%0.2%
350ml 42kl97.7%720kl75.5%0.0%
500ml 0kl-%0kl-%0.0%
その他 2,160kl91.7%37,607kl112.7%2.3%
小計 2,779kl101.2%48,151kl121.7%3.0%
PET 500ml 39,972kl137.4%509,968kl111.1%31.5%
1,500ml 56,986kl112.4%467,677kl101.0%28.9%
その他 1,419kl192.3%37,877kl379.2%2.3%
小計 98,377kl122.2%1,015,522kl109.0%62.8%
160ml 1,072kl108.6%18,836kl111.1%1.2%
250ml 5,829kl102.3%67,191kl117.3%4.2%
350ml 8,969kl155.4%131,896kl150.3%8.2%
500ml 5,367kl135.6%96,504kl113.2%6.0%
その他 8,550kl83.1%195,002kl81.9%12.1%
小計 29,787kl120.6%509,429kl105.0%31.5%
合計 134,885kl120.5%1,616,506kl107.8%100.0%

2.フレーバ別の状況

(1)フレーバ別は、JAS格付けでみると区分1は1品目、区分2は3品目、区分3は12品目、区分4は11品目で合計27種類に区分しているが、このうち炭酸ドリンク及びその他を除く11品目で93.3%を占めている。
(2)シェア別ではコーラ飲料が49.0%、透明飲料が21.2%、グレープ10.3%、オレンジ4.2%、ジンジャーエール2.4%となっており、この5種類で87.1%のシェアとなっている。
(3)炭酸ドリンクの格付数量は71,493klで、JAS全体の4.4%を占めている。


U.炭酸飲料フレーバー別格付実績(平成19年1月〜12月)
区分 フレーバー別 19年12月 前年対比 19年1月〜12月 前年対比 シェア
1 コーラ 68,233kl132.8%792,424kl116.0%49.0%
2 透明飲料 26,629kl127.6%342,025kl114.5%21.2%
3 果汁5%未満 44kl67.7%2,314kl34.1%0.1%
4 グレープ 17,976kl143.3%165,940kl102.6%10.3%
5 オレンジ 6,371kl101.6%67,931kl84.8%4.2%
6 ジンジャーエール 4,877kl107.1%39,395kl82.3%2.4%
7 クリームソーダ 2,648kl115.0%47,915kl114.2%3.0%
8 グレープフルーツ 259kl200.8%4,156kl44.3%0.3%
9 フルーツ混合 0kl-%5,922kl48.2%0.4%
10 炭酸水 1,687kl131.9%22,033kl113.3%1.4%
11 メロン 347kl62.9%17,997kl66.5%1.1%
12 レモン 0kl-%0kl-%0.0%
13 その他 1,485kl26.3%36,961kl92.4%2.3%
14 炭酸ドリンク 4,329kl92.0%71,493kl111.3%4.4%
合計 134,885kl120.5%1,616,506kl107.8%100.0%