■ 炭酸飲料JAS格付実績より見た容器別及びフレーバー別の状況(平成20年1月〜12月)


  • 平成20年12月分
    • 容量で 104,096kl 前年比 22.8%減
    • 実函で 10,534千c/s  前年比 21.3%減
  • 平成20年1〜12月
    • 容量で 1,563,043kl 前年比 3.3%減
    • 実函で 161,275千c/s  前年比 4.1%減
1.容器別の状況

(1)容器は大別してリターナブル瓶(5種類)、ワンウェイ瓶(7種類)、PETボトル(6種類)、普通缶(8種類)、ボトル缶(4種類)に区分される。
(2)リターナブル瓶は、190ml〜360mlまで区分され2.8%(前年2.7%)のシェアである。
  ワンウェイ瓶は栄養ドリンク炭酸飲料ではガラス瓶120〜250mlの4種類、一般の炭酸飲料は200〜350mlの4種類に区分され、シェアは2.7%(前年3.0%)である。
  PETボトルは300ml〜2 lの6種類に区分され61.8%(前年62.8%)のシェアで、そのうち1.5 lはPETボトルの中では49.0%の473,379kl「(31,559万本)39,448千c/s(8本入換算)」を占め前年比1.2%のプラスとなった。
  また、PETボトルの46.9%を占めるようになった500mlは452,677kl(90,535万本37,723千c/s24本入り換算)で前年比11.2%のマイナスとなっている。
  缶(ボトル缶を含む)は160〜500mlの11種類に区分され32.7%(前年31.5%)のシェアである。普通缶は、160・190・200・250・280・350・490・500mlの8種類で450,737klで前年比15.2%のプラスとなった。缶全体の13.7%は普通缶250mlで69,743kl(27,892万缶9,299千c/s)で前年比3.8%のプラス、また、普通缶350mlは37.1%の189,589kl(54,168万缶22,570千c/s)で前年比43.7%のプラスとなっている。普通缶500mlは前年比5.6%プラスの101,910kl(20,382万缶8,493千c/s)となっている。
  ボトル缶は300・400・490・500mlの4種類で59,782kl「(18,757万本)7,815千c/s(24本入り換算)」を占め前年比49.5%のマイナス、また、缶飲料の23.2%のシェアとなっている。
(3)リターナブル瓶は43,976kl(9,342千c/s実函)で、年々減少傾向にある。リターナブル瓶のうち190mlが61.8%の27,182kl(5,961千c/s)を占め、207mlは25.5%の11,199kl(2,254千c/s)、200mlは11.9%の5,226kl(1,089千c/s)となっている。
(4)PETボトルは全体の61.8%のシェアで965,710kl(80,838千c/s実函)を占めている。その49.0%はl.5lで473,379klを占めている。この内訳は、コーラ飲料46.7%、透明飲料26.3%、グレープ13.0%、オレンジ7.1%、クリームソーダ2.8%、ジンジャーエール2.3%、メロン+パインアップル0.6%、グレープフルーツ0.6%、ガラナ0.2%、アップル0.4%、その他0.6%のシェアとなっている。
   また、500mlも数量的にはPETボトルの2分の1近い452,677klと伸びてきた。この内訳は、コーラ飲料47.8%、透明飲料25.7%、ジンジャーエール3.2%、オレンジ4.2%、グレープ10.0%、タンサン水1.7%、クリームソーダ3.5%、グレープフルーツ0.8%、パインアップル0.8%、ガラナ0.4%、その他1.1%となっている。
(5)缶(ボトル缶を含む)は全体の32.7%のシェアで510,519kl(実函62,466千c/s)を占め前年比0.2%のプラスとなった。内訳でみると普通缶250mlは前年比3.8%のプラスに、また、普通缶350mlは43.7%のプラスとなっている。缶飲料の内訳はコーラ飲料46.9%、透明飲料19.4%、グレープ11.9%、オレンジ3.7%、クリームソーダ6.7%、ガラナ飲料0.5%、ジンジャーエール0.5%、栄養ドリンク6.0%、グレープフルーツ1.0%、メロン1.0%、果汁5%未満0.4%、炭酸水0.7%、その他1.3%のシェアとなっている。
(6)ワンウェイ瓶は、全体の2.7%のシェアで42,838kl(実函8,629千c/s)を占め前年比2.0%のマイナスとなった。栄養ドリンク(120〜250ml瓶)が90.1%の40,087klを占めている。その他は2,751klでタンサン水、透明飲料、ラムネ、ガラナ、ジンジャーエールである。


T.炭酸飲料容器別実績(平成20年1月〜12月)
容器別 20年12月 前年対比 20年1月〜12月 前年対比 シェア
リターナブルビン 190ml 2,559kl106.5%27,182kl103.7%1.7%
200ml 404kl99.3%5,226kl100.2%0.3%
207ml 993kl93.2%11,199kl98.6%0.7%
340ml 0kl-%292kl70.9%0.0%
350ml 0kl-%0kl-%0.0%
その他 8kl25.0%77kl78.6%0.0%
小計 3,964kl100.6%43,976kl101.3%2.8%
ワンウエイビン 120/160ml 246kl48.7%4,415kl67.4%0.3%
300ml 72kl100.0%877kl26.8%0.1%
350ml 0kl-%679kl94.3%0.0%
500ml 0kl-%0kl-%0.0%
その他 2,047kl94.8%36,867kl98.0%2.4%
小計 2,365kl85.1%42,838kl89.0%2.7%
PET 500ml 21,248kl53.2%452,677kl88.8%29.0%
1,500ml 50,183kl88.1%473,379kl101.2%30.3%
その他 1,023kl72.1%39,654kl104.7%2.5%
小計 72,454kl73.6%965,710kl95.1%61.8%
160ml 1,483kl142.3%18,261kl96.9%1.2%
250ml 3,662kl62.8%69,743kl103.8%4.5%
350ml 9,601kl107.0%189,589kl143.7%12.1%
500ml 5,487kl102.2%101,910kl105.6%6.5%
その他 5,080kl59.4%131,016kl67.2%8.4%
小計 25,313kl85.0%510,519kl100.2%32.7%
合計 104,096kl77.2%1,563,043kl96.7%100.0%

2.フレーバ別の状況

(1)フレーバ別は、JAS格付けでみると区分1は1品目、区分2は3品目、区分3は9品目、区分4は11品目で合計24種類に区分しているが、このうち炭酸ドリンク及びその他を除く11品目で93.6%を占めている。
(2)シェア別ではコーラ飲料が47.3%、透明飲料が21.9%、グレープ10.8%、オレンジ4.6%、ジンジャーエール2.4%となっており、この5種類で87.0%のシェアとなっている。
(3)炭酸ドリンクの格付数量は70,963klで、JAS全体の4.5%を占めている。


U.炭酸飲料フレーバー別格付実績(平成20年1月〜12月)
区分 フレーバー別 20年12月 前年対比 20年1月〜12月 前年対比 シェア
1 コーラ 42,320kl62.0%738,576kl93.2%47.3%
2 透明飲料 24,125kl90.6%341,961kl100.0%21.9%
3 果汁5%未満 51kl115.9%1,849kl79.9%0.1%
4 グレープ 13,487kl75.0%168,145kl101.3%10.8%
5 オレンジ 5,628kl88.3%71,434kl105.2%4.6%
6 ジンジャーエール 3,893kl79.8%38,049kl96.6%2.4%
7 クリームソーダ 2,049kl77.4%63,120kl131.7%4.0%
8 グレープフルーツ 4,856kl1874.9%12,178kl293.0%0.8%
9 フルーツ混合 0kl-%0kl-%0.0%
10 炭酸水 1,523kl90.3%20,613kl93.6%1.3%
11 メロン 371kl106.9%5,168kl28.7%0.3%
12 レモン 0kl-%1,528kl-%0.1%
13 その他 1,728kl116.4%29,459kl79.7%1.9%
14 炭酸ドリンク 4,065kl93.9%70,963kl99.3%4.5%
合計 104,096kl77.2%1,563,043kl96.7%100.0%