■ 炭酸飲料JAS格付実績より見た容器別及びフレーバー別の状況(平成21年1月〜12月)


  • 平成21年12月分
    • 容量で 102,428kl 前年比 1.6%減
    • 実函で 10,119千c/s  前年比 3.9%減
  • 平成21年1〜12月
    • 容量で 1,359,933kl 前年比 13.0%減
    • 実函で 139,603千c/s  前年比 13.4%減
1.容器別の状況

(1)容器は大別してリターナブル瓶(5種類)、ワンウェイ瓶(7種類)、PETボトル(6種類)、普通缶(8種類)、ボトル缶(4種類)に区分される。
(2)リターナブル瓶は、190ml〜360mlまで区分され3.2%(前年2.8%)のシェアである。
  ワンウェイ瓶は栄養ドリンク炭酸飲料ではガラス瓶120〜250mlの4種類、一般の炭酸飲料は200ml〜350mlの3種類に区分され、シェアは2.7%(前年2.8%)である。
  PETボトルは410ml〜2lの6種類に区分され61.0%(前年61.8%)のシェアで、そのうち1.5lはPETボトルの中では64.3%の533,701kl「(35,580万本)44,475千c/s(8本入換算)」を占め前年比12.7%のプラスとなった。
 また、PETボトルの30.4%を占めている500mlは252,337kl(50,467万本21,028千c/s24本入り換算)で前年比44.3%のマイナスとなっている。
 缶(ボトル缶を含む)は160ml〜500mlの12種類に区分され32.9%(前年32.7%)のシェアである。普通缶は、160・190・200・250・280・350・490・500mlの8種類で399,469klで前年比11.4%のマイナスとなった。缶全体の14.1%は普通缶250mlで62,899kl(25,160万缶8,387千c/s)で前年比9.8%のマイナス、また、普通缶350mlは40.7%の181,871kl(51,963万缶21,651千c/s)で前年比4.1%のマイナスとなっている。普通缶500mlは前年比8.7%マイナスの92,949kl(18,590万缶7,746千c/s)となっている。
 ボトル缶は300・400・490・500mlの4種類で47,284kl「(13,993万本)5,830千c/s(24本入り換算)」を占め前年比20.9%のマイナス、また、缶飲料の10.6%のシェアとなっている。
(3)リターナブル瓶は44,157kl(9,400千c/s実函)で、年々減少傾向にある。リターナブル瓶のうち190mlが63.4%の27,981kl(6,136千c/s)を占め、207mlは23.5%の10,395kl(2,092千c/s)、200mlは12.4%の5,470kl(1,140千c/s)となっている。
(4)PETボトルは全体の61.0%のシェアで829,508kl(69,226千c/s実函)を占めている。その64.3%は1.5lで533,701klを占めている。この内訳は、コーラ飲料50.1%、透明飲料24.7%、グレープ11.0%、オレンジ6.2%、クリームソーダ2.8%、ジンジャーエール2.6%、パインアップル1.0%、グレープフルーツ0.1%、ガラナ0.2%、アップル0.3%、その他1.0%のシェアとなっている。
   また、500mlも数量的にはPETボトルの3分の1に近い252,337klと伸び的だ。この内訳は、コーラ飲料3.6%、透明飲料52.4%、ジンジャーエール1.1%、オレンジ7.8%、グレープ18.1%、パインアップル2.3%、クリームソーダ6.5%、グレープフルーツ0.3%、ガラナ0.9%、ピーチ2.3%、その他3.2%となっている。
(5)缶(ボトル缶を含む)は全体の32.9%のシェアで446,753kl(実函52,283千c/s)を占め前年比12.5%のマイナスとなった。内訳でみると普通缶250mlは前年比9.8%のマイナスに、また、普通缶350mlは4.1%のマイナスとなっている。缶飲料の内訳はコーラ飲料49.8%、透明飲料19.8%、グレープ12.0%、オレンジ3.6%、クリームソーダ6.9%、ガラナ飲料0.7%、ジンジャーエール0.4%、栄養ドリンク0.9%、グレープフルーツ2.5%、メロン1.1%、果汁5%未満0.3%、タンサン水0.8%、その他1.2%のシェアとなっている。
(6)ワンウェイ瓶は、全体の2.7%のシェアで39,515kl(実函7,694千c/s)を占め前年比7.8%のマイナスとなった。栄養ドリンク(120ml〜250ml瓶)が94.1%の37,181klを占めている。その他は2,334klでタンサン水、コーラ、ラムネである。


 炭酸飲料のJAS格付数量


T.炭酸飲料容器別実績(平成21年1月〜12月)
容器別 21年12月 前年対比 21年1月〜12月 前年対比 シェア
リターナブルビン 190ml 2,005kl78.4%27,981kl102.9%2.1%
200ml 494kl122.3%5,470kl104.7%0.4%
207ml 826kl83.2%10,395kl92.8%0.8%
340ml 0kl-%266kl91.1%0.0%
350ml 0kl-%13kl-%0.0%
その他 7kl87.5%32kl41.6%0.0%
小計 3,332kl84.1%44,157kl100.4%3.2%
ワンウエイビン 120/160ml 12kl4.9%678kl15.4%0.0%
300ml 108kl150.0%1,112kl126.8%0.1%
350ml 26kl-%806kl118.7%0.1%
500ml 0kl-%0kl-%0.0%
その他 2,433kl118.9%36,919kl100.1%2.7%
小計 2,579kl109.0%39,515kl92.2%2.9%
PET 500ml 16,209kl76.3%252,337kl55.7%18.6%
1,500ml 56,069kl111.7%533,701kl112.7%39.2%
その他 748kl73.1%43,470kl109.6%3.2%
小計 73,026kl100.8%829,508kl85.9%61.0%
160ml 1,054kl71.1%15,316kl83.9%1.1%
250ml 3,486kl95.2%62,899kl90.2%4.6%
350ml 10,731kl111.8%181,871kl95.9%13.4%
500ml 4,324kl78.8%92,949kl91.2%6.8%
その他 3,896kl76.7%93,718kl71.5%6.9%
小計 23,491kl92.8%446,753kl87.5%32.9%
合計 102,428kl98.4%1,359,933kl87.0%100.0%

2.フレーバ別の状況

(1)フレーバ別は、JAS格付けでみると区分1は1品目、区分2は3品目、区分3は9品目、区分4は11品目で合計24種類に区分しているが、このうち炭酸ドリンク及びその他を除く12品目で94.4%を占めている。
(2)シェア別ではコーラ飲料が41.3%、透明飲料が26.1%、グレープ11.6%、オレンジ5.1%、クリームソーダ4.6%となっており、この5種類で88.7%のシェアとなっている。
(3)炭酸ドリンクの格付数量は41,107klで、JAS全体の3.0%を占めている。


U.炭酸飲料フレーバー別格付実績(平成21年1月〜12月)
区分 フレーバー別 21年12月 前年対比 21年1月〜12月 前年対比 シェア
1 コーラ 43,771kl103.4%562,044kl76.1%41.3%
2 透明飲料 23,488kl97.4%354,547kl103.7%26.1%
3 果汁5%未満 41kl80.4%1,343kl72.6%0.1%
4 グレープ 14,346kl106.4%158,311kl94.2%11.6%
5 オレンジ 6,934kl123.2%68,914kl96.5%5.1%
6 ジンジャーエール 3,385kl87.0%28,848kl75.8%2.1%
7 クリームソーダ 2,783kl135.8%62,223kl98.6%4.6%
8 グレープフルーツ 443kl9.1%12,216kl100.3%0.9%
9 フルーツ混合 1,077kl-%1,077kl-%0.1%
10 炭酸水 913kl59.9%14,384kl69.8%1.1%
11 メロン 274kl73.9%4,801kl92.9%0.4%
12 レモン 221kl-%14,909kl975.7%1.1%
13 その他 2,265kl131.1%35,209kl119.5%2.6%
14 炭酸ドリンク 2,487kl61.2%41,107kl57.9%3.0%
合計 102,428kl98.4%1,359,933kl87.0%100.0%